ペインレス(上)―私の痛みを抱いて―(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
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作品カナ:ペインレス01ワタシノイタミヲダイテシンチョウブンコ
シリーズ名: ペインレス
紙書籍ISBN:978-4-10-145717-8
シリーズ名: ペインレス
紙書籍ISBN:978-4-10-145717-8
痛覚を失った男、心に痛みを感じない女性医師。最もスリリングな医学エンターテインメント! 上巻。
野宮万浬、ペインクリニックで患者の痛みと日々向き合う優秀な医師。彼女には、秘密があった。心に一切痛みを感じないのだ。一方、数々の国際プロジェクトを手掛けてきた貴井森悟は、爆弾テロに遭って痛覚と情熱を失い、無為に生きていた。謎めいた老人、曾根雅雄の導きにより、ふたりは運命の邂逅を果たす──。人間の根源を抉るサスペンスにして、最もスリリングな医学エンターテインメント。
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天童荒太(テンドウ・アラタ) プロフィール
1960(昭和35)年、愛媛県生れ。1986年、「白の家族」で野性時代新人文学賞を受賞。映画の原作、脚本を手がけたのち、1993(平成5)年、『孤独の歌声』が日本推理サスペンス大賞優秀作となる。1996年、『家族狩り』で山本周五郎賞を受賞。2000年、『永遠の仔』で日本推理作家協会賞を受賞。2009年、『悼む人』で直木賞を受賞。2013年、『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』『迷子のままで』などがある。