夜の側に立つ(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:ヨルノガワニタツシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121153-4
紙書籍ISBN:978-4-10-121153-4
再会した親友は、その夜、僕の眼の前で亡くなった。恋、喪失、秘密――。男女5人の22年。
その夜、親友が湖で命を落とした。二十二年前に高校で組んだバンドのメンバーが集まった宴での出来事だった。生徒会長の信明、副会長だった昌子、元バスケ部の壮介、吹奏楽部の君香。彼らは当時、スターのように輝いて見えた。歳月を行き来しつつ語られる、恋、別れ、喪失。そして秘密。人生を歩む道程であなたが味わう喜怒哀楽、そのすべてがここにある。作家としての成熟を表す、記念碑的長篇小説。(解説・澤田康彦)
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小野寺史宜(オノデラ・フミノリ) プロフィール
1968(昭和43)年、千葉県生れ。2006(平成18)年「裏へ走り蹴り込め」でオール讀物新人賞を受賞。2008年、『ROCKER』でポプラ社小説大賞優秀賞を受賞。他の著書に「みつばの郵便屋さん」シリーズ、『リカバリー』『ひりつく夜の音』『ひと』『夜の側に立つ』『縁』『今日も町の隅で』『食っちゃ寝て書いて』『今夜』『天使と悪魔のシネマ』などがある。