炎の回廊―満州国演義四―(新潮文庫)

船戸与一/著
配信開始日: 2021/10/08
価格:979円(税込)
新潮文庫
時代小説
作品カナ:ホノオノカイロウマンシュウコクエンギ04シンチョウブンコ
シリーズ名: 満州国演義
紙書籍ISBN:978-4-10-134323-5
帝政に移行した満州国を揺さぶる内憂外患。そして、遥かなる帝都では二・二六事件が!
溥儀(ふぎ)を皇帝に祭り上げ、帝政へ移行した満州国。だが楽土の風はそよとも吹きはしない。抗日連軍に参じた中国人や金日成を奉ずる朝鮮人がゲリラ戦を仕掛ける。蒙古、ロシア、ユダヤ、インド、民族の野心が地に蟠(わだかま)る。歴史の最前線で、敷島四兄弟はそれぞれの闇に抗いながら日々を重ねてゆく。遥かなる帝都を震撼させた二・二六事件。その報に揺れる大陸の日本人たちを描く、第四巻。(解説・高山文彦)

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船戸与一(フナド・ヨイチ) プロフィール

(1944-2015)山口県生れ。早稲田大学法学部卒業。1979(昭和54)年『非合法員』で小説家としてデビュー。1985年『山猫の夏』で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。1989(平成元)年『伝説なき地』で日本推理作家協会賞を受賞。1992年『砂のクロニクル』で山本周五郎賞を受賞。2000年『虹の谷の五月』で直木賞を受賞。2014年、ミステリー文学発展への貢献により、日本ミステリー文学大賞を受賞した。主な作品に『夜のオデッセイア』『猛き箱舟』『炎 流れる彼方』『蝦夷地別件』『龍神町龍神十三番地』『緋色の時代』『夢は荒れ地を』『河畔に標なく』『新・雨月 戊辰戦役朧夜話』「満州国演義」シリーズ全9巻などがある。

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