中原中也詩集(新潮文庫)
新潮文庫
詩歌・俳句
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作品カナ:ナカハラチュウヤシシュウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-129021-8
紙書籍ISBN:978-4-10-129021-8
30歳で早世した詩人が遺した二冊の詩集+未刊詩篇。近代詩の古典を存分に味わう。
愛する者よ、無垢なる日々よ――。生と死のあわいを漂いながら、失われて二度とかえらぬものへの、あふれる惜別の想いを、ノスタルジックにうたい続けた、夭折の天才詩人、中也。哀切で甘美なことばが、胸をうつ調べとなって響きあい、はかない余韻が心に沁みる2冊の詩集『山羊の歌』『在りし日の歌』に、詩集として編まれなかった作品も併せた140篇の詩篇を収録。(解説・吉田凞生)
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中原中也(ナカハラ・チュウヤ) プロフィール
山口県生れ。東京外語専修科修了。若くして詩才を顕わし、15歳で友人との共同歌集『末黒野』を出す。1925(大正14)年上京、小林秀雄、永井龍男、河上徹太郎、大岡昇平らと交遊し、1934(昭和9)年に第一詩集『山羊の歌』を自費出版する。1933年の結婚後、長男文也を2歳で失ってから心身が衰弱し、1937年、鎌倉で急逝。小林秀雄に託されていた詩稿が、翌年に『在りし日の歌』として出版された。