首里の馬(新潮文庫)

高山羽根子/著
配信開始日: 2022/12/23
価格:605円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シュリノウマシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-104431-6
【第163回 芥川賞受賞作】記録したい、この島のすべてを。クイズが孤独な人々をつなぐ感動作。
問読者(トイヨミ)――それが未名子の仕事だ。沖縄の古びた郷土資料館で資料整理を手伝う傍ら、世界の果ての孤独な業務従事者に向けてオンラインで問題を読み上げる。未名子は、この仕事が好きだった。台風の夜に、迷い込んだ宮古馬(ナークー)。ひとりきりの宇宙ステーション、極地の深海、紛争地のシェルター……孤独な人々の記憶と、この島の記録が、クイズを通してつながってゆく。第163回芥川賞受賞作。(解説・大森望)

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高山羽根子(タカヤマ・ハネコ) プロフィール

1975(昭和50)年、富山県生れ。2010(平成22)年、「うどん キツネつきの」で創元SF短編賞佳作、2016年「太陽の側の島」で林芙美子文学賞を受賞。2020(令和2)年、「首里の馬」で芥川龍之介賞を受賞。著書に『オブジェクタム』『居た場所』『カム・ギャザー・ラウンド・ピープル』『如何様』『暗闇にレンズ』などがある。

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