村田エフェンディ滞土録(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
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作品カナ:ムラタエフェンディタイトロクシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125345-9
紙書籍ISBN:978-4-10-125345-9
19世紀末のトルコ。留学生・村田が過ごしたかけがえのない青春の日々。『家守綺譚』の姉妹編。
19世紀末の土耳古(トルコ)、スタンブール。留学生の村田は、独逸(ドイツ)人のオットー、希臘(ギリシア)人のディミィトリスと共に英国婦人が営む下宿に住まう。朗誦の声が響き香辛料の薫る町で、人や人ならぬ者との豊かな出会いを重ねながら、異文化に触れ見聞を深める日々。しかし国同士の争いごとが、朋輩らを思いがけない運命に巻き込んでいく――。色褪せない友情と戻らない青春が刻まれた、愛おしく痛切なメモワール。
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梨木香歩(ナシキ・カホ) プロフィール
1959(昭和34)年生れ。小説に『丹生都比売 梨木香歩作品集』『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『裏庭』『からくりからくさ』『りかさん』『家守綺譚』『村田エフェンディ滞土録』『沼地のある森を抜けて』『ピスタチオ』『僕は、そして僕たちはどう生きるか』『雪と珊瑚と』『冬虫夏草』『海うそ』『岸辺のヤービ』など、またエッセイに『春になったら莓を摘みに』『ぐるりのこと』『渡りの足跡』『不思議な羅針盤』『エストニア紀行』『やがて満ちてくる光の』『炉辺の風おと』『歌わないキビタキ』などがある。