凜と咲け―家康の愛した女たち―(新潮文庫)
新潮文庫
時代小説
作品カナ:リントサケイエヤスノアイシタオンナタチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-104631-0
紙書籍ISBN:978-4-10-104631-0
女子の賢さを、上様に見せてあげましょうぞ。家康を支えつつ自分らしく生きた女性たち!
女子(おなご)の賢さを、上様に見せてあげましょうぞ――。意外にしたたかで大胆だった知られざる側近女性たち。正室築山御前の〈最後の恋〉、出奔した側室お万ノ方、老いても家康に大切にされた西郡(にしごおり)ノ局、秀頼の妻千姫に誠実に向き合ったお夏ノ方、下層の出自ながら懸命に仕えた茶阿ノ方、女性として最高位に昇りつめた阿茶ノ局。徳川の礎を担いながら自分らしく生きた六人の魅力を描き出す傑作短編集。(解説・大矢博子)
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仁志耕一郎(ニシ・コウイチロウ) プロフィール
1955(昭和30)年、富山県生まれ。東京造形大学を卒業後、広告会社に勤務。2012(平成24)年『玉兎の望』で小説現代長編新人賞、『無名の虎』で朝日時代小説大賞を受賞し、作家デビュー。2013年、同2作で歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞。著書に、『玉繭の道』『とんぼさま』『松姫はゆく』『家康の遺言』『按針』『凛と咲け』の他、七代目市川團十郎を主人公にした『花と茨』がある。東京・深川で長く暮らす。2024年9月現在、山梨県在住。