校歌斉唱!―日本人が育んだ学校文化の謎―(新潮選書)
新潮選書
ノンフィクション一般
音楽
文化史・文化論
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:コウカセイショウニホンジンガハグクンダガッコウブンカノナゾシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603913-3
紙書籍ISBN:978-4-10-603913-3
「校歌」はどのようにして日本独自の土着文化となったか?
校歌こそは、時代を映す音楽の機微を最も体現しているジャンルである――このような視座から、全国の校歌やその歌われ方を分析。旧制中学校・高等女学校でそれぞれの進化を遂げた後、戦後の男女共学化でどう変容し、いかに学校文化として歌い継がれてきたのか。校史や学校新聞などの資料を読み込んだ、瞠目の音楽社会史。
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渡辺裕(ワタナベ・ヒロシ) プロフィール
1953年生まれ。東京大学名誉教授。専門分野は聴覚文化論・音楽社会史。1983年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。玉川大学助教授、大阪大学助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授(美学芸術学、文化資源学)、東京音楽大学教授を歴任。著書に『聴衆の誕生』(サントリー学芸賞)、『西洋音楽演奏史論序説』、『日本文化 モダン・ラプソディ』、『サウンドとメディアの文化資源学』、『感性文化論』(以上、春秋社)、『歌う国民』(中央公論新社、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)など多数。