セルフィの死
単行本
純文学
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:セルフィノシ
紙書籍ISBN:978-4-10-301775-2
紙書籍ISBN:978-4-10-301775-2
もう二度と SNSができない身体にしてほしい。承認欲求を巡る新たな傑作
フォロワー獲得に死力を尽くすミクルは思う。「何故この世界は自分にフォロワーが増えないように作られているのだろう」。自撮りを繰り返すとイソギンチャクになる顔面。オート化された無人回転寿司。まさかのフォロワー爆増ーー狂った現象が次々とミクルを襲う、地獄展開に抱腹絶倒、気分は爽快。約十年ぶり、待望の長編!
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本谷有希子(モトヤ・ユキコ) プロフィール
1979(昭和54)年、石川県生れ。2000(平成12)年「劇団、本谷有希子」を旗揚げし、主宰として作・演出を手がける。2007年に『遭難、』で鶴屋南北戯曲賞を最年少で受賞。2009年には『幸せ最高ありがとうマジで!』で岸田國士戯曲賞を受賞した。2002年より小説家としても活動を開始。2011年『ぬるい毒』で野間文芸新人賞、2013年『嵐のピクニック』で大江健三郎賞受賞。他の作品に、『江利子と絶対』『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『生きてるだけで、愛。』『あの子の考えることは変』『自分を好きになる方法』などがある。