新着 つゆのあとさき・カッフェー一夕話(新潮文庫)

永井荷風/著
配信開始日: 2024/12/24
価格:605円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ツユノアトサキカッフェーイッセキワシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106910-4
夜の銀座、妖しいカッフェー。男女の駆け引きをしたたかに切り抜ける君江を描く傑作!
銀座の有名カッフェー「ドンフワン」でトップを張る女給君江は、うぶで素人のような雰囲気ながら二股三股も平気な女。そんな彼女の身辺でストーカーのような出来事が起きるが、君江は相も変わらず天性のあざとさで男たちを悩殺し、翻弄していく。しかし、にわかにもつれ始めた男女関係は思わぬ展開を呼び……(「つゆのあとさき」)。荷風が女給の身の上話を聞き取った小品も収録。(解説・川端康成、谷崎潤一郎)

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永井荷風(ナガイ・カフウ) プロフィール

(1879-1959)東京生れ。高等商業学校附属外国語学校清語科中退。広津柳浪・福地源一郎に弟子入りし、ゾラに心酔して『地獄の花』などを著す。1903(明治36)年より1908年まで外遊。帰国して『あめりか物語』『ふらんす物語』(発禁)を発表し、文名を高める。1910年、慶応義塾大学教授となり「三田文学」を創刊。その一方、花柳界に入りびたって『腕くらべ』『つゆのあとさき』『ぼく東綺譚』などを著す。1952(昭和27)年、文化勲章受章。1917(大正6)年から没年までの日記『断腸亭日乗』がある。

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