手段からの解放―シリーズ哲学講話―(新潮新書)

國分功一郎/著
配信開始日: 2025/01/17
価格:968円(税込)
新潮新書
哲学・思想 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シュダンカラノカイホウシリーズテツガクコウワシンチョウシンショ
シリーズ名: シリーズ哲学講話
紙書籍ISBN:978-4-10-611072-6
「楽しむ」とはどういうことか。カントの哲学をヒントにして、現代の“病理”に迫る──。白熱の東大講義!
「楽しむ」とはどういうことか? 『暇と退屈の倫理学』にはじまる哲学的な問いは、『目的への抵抗』を経て、本書に至る。カントによる「快」の議論をヒントに、「嗜好=享受」の概念を検証。やがて明らかになる、人間の行為を目的と手段に従属させようとする現代社会の病理。剥奪された「享受の快」を取り戻せ。「何かのため」ばかりでは、人生を楽しめない――。見過ごされがちな問いに果敢に挑む、國分哲学の真骨頂!

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國分功一郎(コクブン・コウイチロウ) プロフィール

1974(昭和49)年生れ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。2025(令和7)年3月現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。専攻は哲学。2017(平成29)年、『中動態の世界』で小林秀雄賞を受賞。著書に『暇と退屈の倫理学』、『ドゥルーズの哲学原理』、『近代政治哲学』、『スピノザ──読む人の肖像』、『目的への抵抗』、『手段からの解放』、『〈責任〉の生成──中動態と当事者研究』(熊谷晋一郎と共著)ほか。

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