裸足でかけてくおかしな妻さん

単行本
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハダシデカケテクオカシナツマサン
紙書籍ISBN:978-4-10-472504-5
紙書籍ISBN:978-4-10-472504-5
お嫁さん養成ギプスなんか噛みきってやる──私たちの奇妙な生活の行き先は。
楓はお腹の子の父親である先生と、その妻・野ゆりと暮らし始めるが、先生が姿を消してしまう。二人の同居生活はうまく回りそうにも思えたが、楓には秘密があり、やがて限界が訪れて……。「こんな生活、いますぐぶっこわしたほうがいい」「ぶっこわして、それからどうするつもりなの?」しなやかで爽やかなスタートの物語。
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吉川トリコ(ヨシカワ・トリコ) プロフィール

1977年生まれ。名古屋市在住。2004年「ねむりひめ」で「女による女のためのR-18文学賞」第3回大賞および読者賞を受賞。同年、同作が入った短編集『しゃぼん』にてデビュー。2021年エッセイ「流産あるあるすごく言いたい」(『おんなのじかん』所収)で第1回PEPジャーナリズム大賞オピニオン部門受賞。2022年『余命一年、男をかう』が第28回島清恋愛文学賞を受賞。他の著書に「マリー・アントワネットの日記」シリーズ、『夢で逢えたら』『流れる星をつかまえに』『あわのまにまに』『コンビニエンス・ラブ』などがある。