まもなく配信 ヒナギクのお茶の場合

多和田葉子/著
配信開始日: 2025/06/20
価格:1,650円(税込)
単行本
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ヒナギクノオチャノバアイ
紙書籍ISBN:978-4-10-436101-4
「ウイキョウはとてもいい色が出るわ」「ヒナギクはとても面白い色が出るわ」
緑の髪の舞台美術家ハンナと小説家のわたし。ティーバッグを絆に結ばれた女ふたりの交友を描き、えもいわれぬ可笑しみを湛えた表題作ほか、恋愛小説ぐるいの少女が《ボクトーキタン》を追体験する「所有者のパスワード」など全八篇。覚醒した《日本語》が火花を散らし、日常と異界の境を揺るがすスリリングな短篇集。

購入サイト

多和田葉子(タワダ・ヨウコ) プロフィール

1960(昭和35)年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒。1982年、ドイツ・ハンブルクヘ。ハンブルク大学大学院修士課程修了。1991(平成3)年『かかとを失くして』で群像新人賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花賞、2002年『球形時間』でドゥマゴ文学賞、『容疑者の夜行列車』で谷崎潤一郎賞、伊藤整文学賞を受賞。その他の作品に、『海に落とした名前』『尼僧とキューピッドの弓』『雲をつかむ話』などがある。日独二ヶ国語で作品を発表しており、1996年にはドイツ語での作家活動によりシャミッソー文学賞受賞。2018年『献灯使』で全米図書賞(翻訳文学部門)受賞。2006年よりベルリン在住。

この著者の書籍

文芸一般のおすすめ書籍

TTS(読み上げ)対応のおすすめ書籍

単行本のおすすめ書籍

ページの先頭へ