立原正秋(新潮文庫)

高井有一/著
配信開始日: 2001/02/02
価格:605円(税込)
新潮文庫
伝記・人物伝 評論一般
作品カナ:タチハラマサアキシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-137411-6
人間・立原正秋の哀しいまでに必死な生と死を、克明かつ友愛をこめて照らしだした画期的評伝。毎日芸術賞受賞。
独自の美学に貫かれた華やかな作家活動の背後に、秘められた二重の生涯があった……。日韓の狭間に生きた五十四年間に、六つの名前を持ち、年譜さえも虚実とりまぜて自ら創作せざるを得なかった、孤独な苦闘の軌跡。生れながらの日本人以上に日本人になろうとした、人間・立原正秋の哀しいまでに必死な生と死を、克明かつ友愛をこめて照らしだした画期的評伝。第33回毎日芸術賞受賞。

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高井有一(タカイ・ユウイチ) プロフィール

(1932-2016)1932(昭和7)年東京生まれ。早稲田大学文学部卒。共同通信社に記者として勤める傍ら、作家活動に入る。1964年、立原正秋、加賀乙彦らと同人雑誌「犀」を創刊。1966年「北の河」で芥川賞受賞。著書に『夢の碑』(芸術選奨文部大臣賞)『真実の学校』『この国の空』(谷崎潤一郎賞)『夜の蟻』(読売文学賞)『立原正秋』(毎日芸術賞)『高らかな挽歌』(大佛次郎賞)『時の潮』(野間文芸賞)等がある。「この国の空」の映画が戦後70年の2015年に公開された。

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