『おくりびと』と『納棺夫日記』 世界が日本の死を理解した日(新潮45 eBooklet 教養編9)
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作品カナ:オクリビトトノウカンフニッキセカイガニホンノシヲリカイシタヒシンチョウ45イーブックレット
生者が死者を「おくる」とは? いま明される、世界が評価した映画『おくりびと』の誕生秘話。
「蛆も生命なのだ。そう思うと蛆たちが光って見えた。」この一文こそ、『納棺夫日記』の核心であり、著者と当時27歳の俳優、本木雅弘の「出会い」だった。アカデミー外国語映画賞に輝いた『おくりびと』の原作は、いかにして生まれたのか? 筆者が納棺夫という職業を選び、3000体にも及ぶ「死の現場」に立ち会うことで、何を感じたのか? 映画では語られなかった、宗教や永遠について、著者が改めて世界に問いかける。