父子鷹(上)(新潮文庫)
新潮文庫
時代小説
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作品カナ:オヤコダカ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 父子鷹
紙書籍ISBN:978-4-10-115301-8
シリーズ名: 父子鷹
紙書籍ISBN:978-4-10-115301-8
情実と賄賂のうずまく権勢に抗して仕官を断念、わが子・麟太郎(海舟)に夢を託して、清廉・直情、市井に生きる勝小吉。
名代の分限者・男谷家に生れ、四十俵余の小普請・勝家の養子となった剣豪・小吉は、男谷の父と兄の運動が功を奏して仕官の道がひらけたのも束の間、誤って卑劣な役人をその手で殺してしまう。しょせん、情実と賄賂のうずまく権勢にまっ向から抗して仕官を断念、わが子・麟太郎(海舟)にすべての夢を託して、清廉・直情、市井に生きる父と子と。菊池寛賞受賞のきっかけとなった傑作長編。
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子母沢寛(シモザワ・カン) プロフィール
(1892-1968)北海道石狩郡厚田生れ。明治大学法学部卒業。地方新聞社、木材会社、電気商を経て、読売新聞、後に東京日日新聞の記者となる。新聞記者時代から『新選組始末記』『遊侠奇談』などを次々と発表。1932(昭和7)年に新聞連載した『国定忠治』が評判を呼び、創作に専念。戦中戦後と6年を費やした大作『勝海舟』、昭和30年代に発表した『父子鷹』『おとこ鷹』は幕末ものの枠を越えてピカレスク・ロマンの傑作とも評されている。『遺臣伝』『枯草物語』『厚田日記』など著書多数。