リンゴォ・キッドの休日(新潮文庫)
新潮文庫
ミステリ
作品カナ:リンゴォキッドノキュウジツシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-118012-0
紙書籍ISBN:978-4-10-118012-0
横須賀の朝、無関係に思える男女の死体が別々に発見されたが、公安警察の怪しい影が見えかくれする……。
横須賀の朝、高台の洋館で女の死体が発見された。そして、米軍桟橋沖に沈んだワーゲンからは男の死体が……。無関係に思える二人は、ロシア製の拳銃で射殺されていた。公安警察の怪しい影が見え隠れする、この事件の極秘調査を命じられた県警捜査一課の刑事・二村永爾が、真相に辿り着くまでを描いた表題作のほか、女優脅迫事件を巡る二村の活躍を描く「陽のあたる大通り」を収録。
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矢作俊彦(ヤハギ・トシヒコ) プロフィール
1950(昭和25)年、神奈川県生れ。1972年「ミステリマガジン」に短編小説を発表、以後『マイク・ハマーへ伝言』『真夜中へもう一歩』で、注目を集める。一方、テレビ、ラジオ、映画など他分野でも活躍。大友克洋との合作コミック『気分はもう戦争』がミリオンセラーに。1998(平成10)年『あ・じゃ・ぱん!』でドゥ マゴ文学賞を受賞、2004年には、『ららら科學の子』で三島由紀夫賞を受賞。他の著書に『スズキさんの休息と遍歴』『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』『悲劇週間』『フィルムノワール/黒色影片』などがある。