一死、大罪を謝す(新潮文庫)
新潮文庫
伝記・人物伝
戦記
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作品カナ:イッシタイザイヲシャスシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-130801-2
紙書籍ISBN:978-4-10-130801-2
昭和20年8月15日朝、一切を語らず劇的な自決を遂げた陸相・阿南惟幾。敗戦へ向う過程で、彼は何を考え、何を為そうとしたのか。
昭和二十年八月十五日朝、劇的な自決を遂げた陸相・阿南惟幾。帝国陸軍の典型的軍人として平凡な道を歩んでいた彼は、突然、その生涯最後の四カ月、歴史の表舞台に引き出された。巨大な組織の統率者として敗戦へ向う過程で、彼は何を考え、何を為そうとしたのか。――一切を語らず自決した軍人・阿南惟幾の行動を緻密にたどり、歴史の事実として捉えた、帝国陸軍の擡頭と崩壊の日。
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角田房子(ツノダ・フサコ) プロフィール
1914年、東京生れ。ソルボンヌ大学中退。1960年「文藝春秋」誌に寄稿したのをきっかけに執筆活動を開始。1961年「東独のヒルダ」で文藝春秋読者賞を得、以後、1964年『風の鳴る国境』で婦人公論読者賞、1985年『責任 ラバウルの将軍今村均』で新田次郎文学賞、1988年『閔妃暗殺─朝鮮王朝末期の国母─』で新潮学芸賞を受賞。また、1995年には東京都文化賞を受賞した。他に、『わが祖国』『悲しみの島サハリン』など著書多数。