花のワルツ(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハナノワルツシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-100103-6
紙書籍ISBN:978-4-10-100103-6
2人の対照的な踊子と松葉杖の男性舞踊家。亭術に生きる人間の心性を透徹した文章で描ききった名作。
踊子としての天分に恵まれた友田星枝。星枝の奔放さに苛立ちながらも良きライバルとして切磋琢磨する早川鈴子。洋行から5年ぶりに帰国した男性舞踊家・南条が松葉杖をついているのを目にしたとき、2人がとった行動とは……。表題作のほか「イタリアの歌」「日雀」「朝雲」の3編を収録。
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川端康成(カワバタ・ヤスナリ) プロフィール
(1899-1972)1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て1921年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。1968(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。1972年4月16日、逗子の仕事部屋で自死。著書に『伊豆の踊子』『雪国』『古都』『山の音』『眠れる美女』など多数。