ながい旅(新潮文庫)

大岡昇平/著
配信開始日: 2008/05/01
価格:440円(税込)
新潮文庫
伝記・人物伝 ノンフィクション一般 歴史小説−近代 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ナガイタビシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106512-0
藤田まこと主演の映画『明日への遺言』原作。戦争の悪は敗戦国だけが負うのか? B級戦犯法廷の感動的な人間ドラマ。
藤田まこと主演の映画『明日への遺言』原作。戦争の悪は敗戦国だけが負うのか? B級戦犯として起訴された東海軍司令官・岡田資中将は軍事法廷で戦いぬく決意をした――。米空軍の残虐な無差別爆撃の実態を立証するため、同時に起訴された部下の生命を救うため、そして東海軍の最後の名誉を守るため……。信念を貫き通してスガモ・プリズンに消えた一人の日本人の、誇りにみちた生涯。

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大岡昇平(オオオカ・ショウヘイ) プロフィール

(1909-1988)東京生れ。京都帝大仏文科卒。帝国酸素、川崎重工業などに勤務。1944(昭和19)年、召集されてフィリピンのミンドロ島に赴くが、翌年米軍の俘虜となり、レイテ島収容所に送られる。1949年、戦場の経験を書いた『俘虜記』で第1回横光利一賞を受け、これが文学的出発となる。小説家としての活動は多岐にわたり、代表作に『武蔵野夫人』『野火』(読売文学賞)『花影』『レイテ戦記』(毎日芸術大賞)などがある。1971年、芸術院会員に選ばれたが辞退。

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