光る海(新潮文庫)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ヒカルウミシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-100320-7
紙書籍ISBN:978-4-10-100320-7
若者のセックスを明るく大胆に解放し、愛を育ててゆく様子をおおらかなトーンで描出して、大反響を呼んだ、石坂文学の傑作長編!
性格はまったく対照的だが、知的で新鮮な魅力を放つ二人の才女と、そんな彼女たちを囲む七人の男たち。彼ら九人の奇抜な人間関係や家庭環境を中心に、現代に生きる若い男女が、これまではただ陰湿なものと考えられてきたセックスを、むしろ明るく大胆に解放し、愛を育ててゆく様子を、おおらかなトーンで描出して熱狂的な反響を呼んだ、まさしく石坂文学の面目躍如たる傑作長編!
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石坂洋次郎(イシザカ・ヨウジロウ) プロフィール
(1900-1986)青森県弘前市に生れる。慶応義塾大学文学部国文科卒業。教員生活の傍ら小説を執筆し、1933(昭和8)年に「三田文学」に発表した『若い人』が大好評を受け、作家的地位を確立する。1938年、教員を辞職。『青い山脈』『陽のあたる坂道』『あいつと私』『光る海』等、「青春もの」といわれる作品を多数著し、大衆から支持される人気作家となった。1966年菊池寛賞受賞。