保田與重郎の文学
単行本
評論一般
文学論
作品カナ:ヤスダヨジュウロウノブンガク
紙書籍ISBN:978-4-10-351552-4
紙書籍ISBN:978-4-10-351552-4
近代文学の極北にして核心。小林秀雄と並ぶ文学者の真髄を示す、決定的評論。
奈良に生まれ古典に通暁し、この国と文学のあるべき姿を終生説き続けた保田與重郎。日本浪曼派の中心人物にして、大東亜戦争賛美者と見なされた彼は、本当は何を書いたのか。日本武尊、大伴家持、後鳥羽院、芭蕉、そして戦場に赴いた無数の兵士たち――彼らの魂に共鳴し続けた文学者の著作を読み、文学の本道を改めて辿る。
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前田英樹(マエダ・ヒデキ) プロフィール
批評家。1951(昭和26)年、大阪生、奈良に育つ。中央大学仏文科卒。立教大学仏文科教授、同、現代心理学部映像身体学科教授を歴任。2023年4月現在、同大学名誉教授。著書に『沈黙するソシュール』『倫理という力』『定本 小林秀雄』『言語の闇をぬけて』『セザンヌ 画家のメチエ』『信徒 内村鑑三』『日本人の信仰心』『民俗と民藝』『ベルクソン哲学の遺言』『剣の法』『小津安二郎の喜び』『批評の魂』などがある。