二時間一万七〇〇〇円
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文芸一般
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官能小説
作品カナ:ニジカンイチマンナナセンエン
生まれて初めて男を買ってしまった。二時間で一万七〇〇〇円だった――。ケータイ小説の女王が描く、ひとつの「愛」のカタチ。
生まれて初めて男を買ってしまった。二時間で一万七〇〇〇円だった――。大学のゼミ仲間のタケルに誘われて、私は初めてウリセンバーでカイトという男の子を買った。一緒にカラオケをして、彼とはもう二度と会わないだろうと、あの時、そう思っていたのに……。一週間後、私はまたカイトを買ってしまった。だって私が彼を買わなければ、おそらく誰かが買ってしまう――。ケータイ小説の女王が描く、ひとつの「愛」のカタチ。
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内藤みか(ナイトウ・ミカ) プロフィール
1971(昭和46)年生まれ。大学4年の時、大失恋の果てに書いた官能小説でデビュー。近年はケータイ小説も多数執筆。「いじわるペニス」を連載した【新潮ケータイ文庫】では、70万アクセスを達成。著書は70作を超える。近著に『個室のヒミツ』『LOVE※(ラブコメ)』(尾谷幸憲氏との共著)『きみの名も知らない』『男はときどき買えばいい』がある。