藤田宜永(フジタ・ヨシナガ)

藤田宜永

(1950-2020)福井市生れ。早大中退後、渡仏。エール・フランス勤務、帰国後のフランス語教師などを経て、エッセイを書きはじめる。1986(昭和61)年『野望のラビリンス』で小説デビュー。1995(平成7)年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会特別賞受賞。1997年の『樹下の想い』で恋愛小説にも新境地を開き、1999年『求愛』で島清恋愛文学賞受賞、2001年『愛の領分』で直木賞を受賞した。2017年には『大雪物語』で吉川英治文学賞を受賞。他の作品に『リミックス』『乱調』『老猿』『風屋敷の告白』『わかって下さい』などがある。

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