アルトゥール・ショーペンハウアー(Schopenhauer,Arthur)

アルトゥール・ショーペンハウアー

(1788-1860)ドイツの哲学者。ダンチヒ生れ。当初、プラトンとカントを研究。ゲーテと交わり、その後、インド哲学を学んだ。ヨーロッパのペシミズムの源流となった『意志と表象としての世界』(1819)でワーグナー、ニーチェ、トーマス・マンに影響を与える。人生は最悪の世界だとして、そこからの解脱は芸術的静観と仏教的涅槃によるべきだとした。19世紀の厭世的世相に大いに迎えられた。

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