―昭和史発掘―幻の特務機関「ヤマ」(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
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作品カナ:ショウワシハックツマボロシノトクムキカンヤマシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610026-0
紙書籍ISBN:978-4-10-610026-0
密偵・盗聴・傍受・暗殺。初めてベールを脱いだ最強のスパイ組織。
日本にもかつて防諜、謀略を担っていた極秘の組織があった。その名は通称「ヤマ」。戦後これまでも世に出ることはなかった存在である。わずかながらの手がかりを元に生き残りの関係者や資料をたどっていくと、次第に驚くべき実態が露になってきた。信書の開封、電話の盗聴、スリを使った秘密文書の入手、時に人殺しすら……。そして定説を覆す、「二十世紀最大のスパイ事件」ゾルゲ一団の摘発の真相も明らかに。
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斎藤充功(サイトウ・ミチノリ) プロフィール
1941(昭和16)年東京生まれ。ノンフィクション作家。東北大学工学部中退後、民間の機械研究所に勤務。その後、フリーライターに。主に、歴史、国家、情報といったテーマを中心にルポを執筆している。『昭和史発掘 幻の特務機関「ヤマ」』『刑務所を往く』など著書多数。