森林の崩壊―国土をめぐる負の連鎖―(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
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作品カナ:シンリンノホウカイコクドヲメグルフノレンサシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610296-7
紙書籍ISBN:978-4-10-610296-7
増えすぎた人工林、使われない国産材、無視される伝統木造建築……。「森と木の文化」が危ない!
日本では森林という莫大な資源が増え続けている。多額の公共事業や補助事業が行われながら、建築材を採るために植林した人工林は切られず、木材自給率は二割である。林業は旧態依然とし、死傷事故も多発している。国産材と共にあった伝統木造は建築基準法で建築困難になった。我が国土で一体何が起こっているのか。リアルな実態を現場の「生の声」で伝える。森と木をめぐる社会の仕組みを根本から問い直す一冊。
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白井裕子(シライ・ユウコ) プロフィール
慶應義塾大学准教授。早稲田大学理工学部建築学科卒。稲門建築会賞受賞。ドイツ・バウハウス大学に留学。早稲田大学大学院修士課程修了。株式会社野村総合研究所研究員、早稲田大学理工学術院客員教授などをつとめる。工学博士。一級建築士。著書に『森林の崩壊』。