アーカイブ明治天皇の一日―皇室システムの伝統と現在―（新潮新書）
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ：メイジテンノウノイチニチコウシツシステムノデントウトゲンザイシンチョウシンショ
紙書籍ISBN：978-4-10-610170-0
紙書籍ISBN：978-4-10-610170-0
古いしきたり、新たな重責。変わるべきか、変わらざるべきか。宮中は今日も息苦しい。
雅子さまの健康問題や皇室典範改正論議など、伝統と革新の狭間で揺れる平成の皇室。変わるべきか、変わらざるべきか――。だが、こうした天皇家の苦悩は、すでに「明治」から始まっていた。かくも堅苦しく息苦しいシステムが、なぜ脈々と生き続けるのか？ 中世から近代への変貌を試みた明治皇室まで時代を遡り、天皇や女官、侍従たちの「奥」での何気ない生活ぶりを見つめることで、そこに潜む皇室問題の核心に迫る。
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米窪明美（ヨネクボ・アケミ） プロフィール
1964（昭和39）年東京都生まれ。学習院大学文学部国文学科卒業。学習院女子中・高等科の非常勤講師として作法を教えている。近代宮廷のシステムに興味を持ち、それを具体的な儀式の作法から探り、解明する研究を続けている。著書に『明治天皇の一日』、『明治宮殿のさんざめき』、『島津家の戦争』がある。
