秘伝の声(上)(新潮文庫)

池波正太郎/著
配信開始日: 2012/05/01
価格:440円(税込)
新潮文庫
文芸一般 時代小説
作品カナ:ヒデンノコエ01シンチョウブンコ
シリーズ名: 秘伝の声
紙書籍ISBN:978-4-10-115657-6
雪丸と岩蔵。兄弟のごとく育った二人の絆を脅かす、秘伝の巻物の行方は? 若き剣客の友情と成長を描く長編。
新宿角筈村に剣術道場を構える老剣客・日影一念は、臨終の床で、なぜか二人の内弟子、白根岩蔵と成子雪丸に、自分の遺体と共に秘伝の書を土中に埋めよと言い残す。だが、剣の極意を極めたい一心の岩蔵は、遺言にそむき、秘伝書を奪って出奔する。村人たちに頼まれて道場を継ぐことになった雪丸は、岩蔵の行方を探りつつ道場を守り立て、角筈村になくてはならない人物となるが……。

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池波正太郎(イケナミ・ショウタロウ) プロフィール

(1923-1990)東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠。

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