日露戦争に投資した男―ユダヤ人銀行家の日記―(新潮新書)
新潮新書
ノンフィクション一般
作品カナ:ニチロセンソウニトウシシタオトコユダヤジンギンコウカノニッキシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610143-4
紙書籍ISBN:978-4-10-610143-4
新資料発掘――「大至急、戦費を調達せよ!」ウォール街の辣腕が日本を救った!
ジェイコブ・シフ、ドイツ系ユダヤ人でウォール街を代表する投資銀行家――。この男の助けがなければ、日本は日露戦争に勝てなかった。国家予算の六倍以上の戦費をつぎ込み、継戦不可能というギリギリで掴んだ戦勝。その戦費の約四割を調達したのがシフだ。なぜ彼は極東の新興国日本を支援したのか? その生涯、対日支援の動機とともに、叙勲のために招待された際の「滞日記」を、日本にはじめて紹介する。
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田畑則重(タバタ・ノリシゲ) プロフィール
1949(昭和24)年北海道生まれ。出版社勤務(編集者)。埼玉大学教養学部卒業。東京大学新聞研究所修了。ここ十年ほど、在外日本人や在日・訪日外国人の事蹟を調査研究。海外資料の発掘によって、日本と東アジアの近代史を新たな視点から読み直すことを主題にしている。