謎とき『悪霊』(新潮選書)
新潮選書
文学論
作品論
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作品カナ:ナゾトキアクリョウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603713-9
紙書籍ISBN:978-4-10-603713-9
新訳の著者が全く新たな解釈で挑む、ドストエフスキー最後にして最大の封印!
現代において「救い」はあり得るか? 究極の「悪」とは何か? そして、「神」の正体とは?……。「スタヴローギンの告白」3つの異稿を読み解くことで、これまで語られることのなかった、人間性の本質を問う試みが見えてくる。『罪と罰』『カラマーゾフ』『白痴』の「謎とき」シリーズから20年、亀山版「謎とき」の登場!
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亀山郁夫(カメヤマ・イクオ) プロフィール
1949(昭和24)年栃木県生れ。名古屋外国語大学長。東京外国語大学ロシア語学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。2002(平成14)年『磔のロシア』で大佛次郎賞、2007年新訳『カラマーゾフの兄弟』で毎日出版文化賞特別賞、2013年『謎とき『悪霊』』で読売文学賞研究・翻訳賞受賞。そのほか、著書に『「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する』、『ドストエフスキー『悪霊』の衝撃』、『甦るフレーブニコフ』、『ドストエフスキー 共苦する力』など、訳書に『罪と罰』、『悪霊』、『地下室の記録』などがある。