謎とき『ハックルベリー・フィンの冒険』―ある未解決殺人事件の深層―(新潮選書)

竹内康浩/著
配信開始日: 2015/07/24
価格:1,232円(税込)
新潮選書
評論一般 作品論
作品カナ:ナゾトキハックルベリーフィンノボウケンアルミカイケツサツジンジケンノシンソウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603762-7
名作冒険譚は、作者マーク・トウェインのトラウマを描くミステリーだった!
作中、何者かに殺されたハックの父。その犯人が見つからぬままに終ってしまうのはなぜか? 執拗にくり返される死にまつわる迷信や逸話、その隠喩に込められた真の意味とは? そして周到に仕組まれた結末の「ごまかし」とは? “父殺し”という観点で読み直してみると、秘められたトウェインの驚きの過去が露わとなる――。

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竹内康浩(タケウチ・ヤスヒロ) プロフィール

1965年、愛知県生まれ。アメリカ文学者。東京大学文学部卒。北海道大学大学院文学研究院教授。Mark X:Who Killed Huck Finn's Father?(マークX――誰がハック・フィンの父を殺したか?)がアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となる。サリンジャーの他、スコット・フィッツジェラルド、フラナリー・オコナー、マーク・トウェイン、エドガー・アラン・ポー等に関する論文を主にアメリカで発表している。

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