不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―(新潮選書)
新潮選書
社会
政治
作品カナ:フカンヨウロンアメリカガウンダキョウゾンノテツガクシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603860-0
紙書籍ISBN:978-4-10-603860-0
「不愉快な隣人」と共に生きるために――。
「わたしはあなたの意見に反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」――こんなユートピア的な寛容社会は本当に実現可能なのか。不寛容がまかり通る植民地時代のアメリカで、異なる価値観を持つ人びとが暮らす多様性社会を築いた偏屈なピューリタンの苦闘から、その「キレイごとぬきの政治倫理」を読み解く。
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森本あんり(モリモト・アンリ) プロフィール
1956年、神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)人文科学科教授。国際基督教大学人文科学科卒。東京神学大学大学院を経て、プリンストン神学大学院博士課程修了。プリンストンやバークレーで客員教授を務める。専攻は神学・宗教学。著書に『アメリカ的理念の身体』(創文社)、『反知性主義』(新潮選書)、『宗教国家アメリカのふしぎな論理』(NHK出版新書)、『異端の時代』(岩波新書)、『キリスト教でたどるアメリカ史』(角川ソフィア文庫)など。