日本農業への正しい絶望法(新潮新書)

神門善久/著
配信開始日: 2013/03/15
価格:660円(税込)
新潮新書
産業 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ニホンノウギョウヘノタダシイゼツボウホウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610488-6
〈有機栽培だからおいしい〉〈日本人の舌は厳しい〉〈農業は成長産業だ〉←全部、ウソです。「ちょっとでも食や農に興味がある人は読んでおいたほうがいい」養老孟司さん推薦!!
「有機栽培」「規制緩和」「企業の参入」等のキーワードをちりばめて、マスコミ、識者が持て囃す「農業ブーム」は虚妄に満ちている。日本農業は、良い農産物を作る魂を失い、宣伝と演出で誤魔化すハリボテ農業になりつつあるのだから。JAや農水省を悪者にしても事態は解決しない。農家、農地、消費者の惨状に正しく絶望する。そこからしか農業再生はありえないのだ。徹底したリアリズムに基づく激烈なる日本農業論。

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神門善久(ゴウド・ヨシヒサ) プロフィール

1962(昭和37)年島根県松江市生まれ。京都大学博士(農学)。明治学院大学経済学部教授。独自のネットワークを駆使して農業の研究を続ける。著書に、『日本の食と農』(サントリー学芸賞、日経BP・BizTech図書賞受賞)、『さよならニッポン農業』など。

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