3・11から考える「この国のかたち」―東北学を再建する―(新潮選書)

赤坂憲雄/著
配信開始日: 2013/03/29
価格:1,056円(税込)
新潮選書
社会 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:サンテンイチイチカラカンガエルコノクニノカタチトウホクガクヲサイケンスルシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603716-0
「東北」は未来の日本の姿だった。歩きながら考えた、人間と文明の行く末。
今まで何を聞き書きしてきたのか――。厳しい自己認識から再出発した著者は、土地の記憶を掘り返し、近代の残像を探りつつ、剥き出しの海辺に「来るべき日本の姿」を見出していく。津波から逃れた縄文貝塚、名勝松島の変貌、大久保利通が描いた夢、塩田から原発、そして再び潟に戻った風景……。日本列島の百年を問う渾身の一冊。

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赤坂憲雄(アカサカ・ノリオ) プロフィール

民俗学者。1978年東京大学文学部卒業。1992年東北芸術工科大学助教授。東北文化研究センター設立後、1999年『東北学』を創刊。2007年『岡本太郎の見た日本』(岩波書店)でドゥマゴ文学賞受賞、2008年同書で芸術選奨文部科学大臣賞(評論等部門)受賞。2011年4月より学習院大学教授。福島県立博物館館長、遠野文化研究センター所長も務める。著書に、『東北学/忘れられた東北』(講談社)など多数。

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