海図の世界史―「海上の道」が歴史を変えた―(新潮選書)
新潮選書
歴史学
海洋学
作品カナ:カイズノセカイシカイジョウノミチガレキシヲカエタシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603717-7
紙書籍ISBN:978-4-10-603717-7
世界を変えてきたのは、いつも一枚の海図だった――。
古来、地図には二種類あった。陸上で自分たちの知りうる範囲を描いた「マップ」、何もない海上に航海のため正確な経線・緯線を付した「チャート」。「チャート」すなわち海図を描くことは、世界を俯瞰する試みでもあった。新大陸発見から産業革命、資本主義の誕生、世界大戦まで、海の視点から読みとくと、全く新たな通史が見えてくる。
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宮崎正勝(ミヤザキ・マサカツ) プロフィール
1942年、東京生まれ。東京教育大学文学部卒業。筑波大学附属高等学校教諭(世界史担当)、筑波大学講師などを経て北海道教育大学教授。2007年に退官、現在は著述業、中央教育審議会専門部会委員。1975年から1987年までNHK高校講座「世界史」常勤講師。著書に『イスラム・ネットワーク』(講談社選書メチエ)、『ジパング伝説』(中公新書)、『海からの世界史』(角川選書)、『世界史の誕生とイスラーム』『風が変えた世界史』(共に原書房)、『地名でわかるオモシロ世界史』(角川ソフィア文庫)、『海図の世界史』(新潮選書)など。