神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流―(新潮選書)
新潮選書
哲学・思想
宗教
作品カナ:カミヲテツガクシタチュウセイヨーロッパセイシンノゲンリュウシンチョウセンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-603718-4
紙書籍ISBN:978-4-10-603718-4
「信仰」と「学問」のはざまで、神学者たちは何を考えていたか?
中世において「哲学」は「神学」の形をとった。キリスト教信仰と古代ギリシア哲学の出会いによって「神についての学問」が生まれ、ヨーロッパ精神が形作られていった。神の存在、天使の堕落、人間の富や色欲を当時のヨーロッパ人はどう捉えていたのか。中世神学から「信仰」というベールを剥ぎ、その実像に迫る。
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八木雄二(ヤギ・ユウジ) プロフィール
1952年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院哲学専攻博士課程修了。文学博士。専門は中世西欧哲学。現在、清泉女子大学と早稲田大学の非常勤講師、「東京港グリーンボランティア」代表理事。著書に『天使はなぜ堕落するのか』(春秋社)、『中世哲学への招待』『古代哲学への招待』(平凡社新書)、『生態系存在論序説』『地球に自然を返すために』(知泉書館)など、訳書に『中世思想原典集成』(共訳、平凡社)などがある。