イーハトーボの劇列車(新潮文庫)

井上ひさし/著
配信開始日: 2013/12/06
価格:550円(税込)
新潮文庫
戯曲・シナリオ ドラマ・映画・アニメ関連 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:イーハトーボノゲキレッシャシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-116820-3
近代日本の夢と苦悩、愛と絶望を乗せ、夜汽車は理想郷目指してひた走る――宮沢賢治への積年の思いをこめて描く爆笑と感動の戯曲。
父との深刻な対立、妹への運命的な愛、信仰と農民運動、エスペラントと詩、そして科学と童話……。短い生涯を懸命に生きた岩手花巻の天才・宮沢賢治の半生。近代日本の夢と苦悩、愛と絶望を乗せ夜汽車は理想郷目指してひた走る――。長年にわたる熱い思いをこめ、爆笑と感動の中に新たな賢治像を描き出した、戯曲文学の傑作。架空インタヴュー「賢治と啄木に聞く」を併せて収録する。

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井上ひさし(イノウエ・ヒサシ) プロフィール

(1934-2010)山形県生れ。上智大学文学部卒業。浅草フランス座で文芸部進行係を務めた後、「ひょっこりひょうたん島」の台本を共同執筆する。以後『道元の冒険』(岸田戯曲賞、芸術選奨新人賞)、『手鎖心中』(直木賞)、『吉里吉里人』(読売文学賞、日本SF大賞)、『腹鼓記』、『不忠臣蔵』(吉川英治文学賞)、『シャンハイムーン』(谷崎潤一郎賞)、『東京セブンローズ』(菊池寛賞)、『太鼓たたいて笛ふいて』(毎日芸術賞、鶴屋南北戯曲賞)など戯曲、小説、エッセイ等に幅広く活躍した。2004(平成16)年に文化功労者、2009年には日本藝術院賞恩賜賞を受賞した。1984(昭和59)年に劇団「こまつ座」を結成し、座付き作者として自作の上演活動を行った。

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