額田女王(新潮文庫)

井上靖/著
配信開始日: 2014/02/07
価格:924円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:ヌカタノオオキミシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-106319-5
絶対権力者とその弟、史上空前の三角関係。彼女が本当に愛したのは……。井上歴史文学の白眉。
大化改新後の激動する時代、万葉随一の才媛で“紫草のにほへる妹”とうたわれた額田女王をめぐる大ロマン。朝鮮半島への出兵、蝦夷征伐、壬申の乱……と古代国家形成のエネルギーがくろぐろと渦巻く中で、天智・天武両天皇から愛され、恋と動乱の渦中に生きた美しき宮廷歌人の劇的で華やかな生涯を、著者独自の史眼で綴り、古代人の心を探った詩情ゆたかな歴史小説。

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井上靖(イノウエ・ヤスシ) プロフィール

(1907-1991)旭川市生れ。京都大学文学部哲学科卒業後、毎日新聞社に入社。戦後になって多くの小説を手掛け、1949(昭和24)年「闘牛」で芥川賞を受賞。1951年に退社して以降は、次々と名作を産み出す。「天平の甍」での芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」での日本文学大賞(1969年)、「孔子」での野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章した。

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