アーカイブ臓器農場（新潮文庫）
新潮文庫
文芸一般
ミステリ
TTS（読み上げ）対応
作品カナ：ゾウキノウジョウシンチョウブンコ
紙書籍ISBN：978-4-10-128806-2
紙書籍ISBN：978-4-10-128806-2
新任看護婦の規子がふと耳にした「無脳症児」のひと言。この病院で、一体何が起こっているのか――。医療の闇を描く傑作サスペンス。
新任看護婦の規子が偶然、耳にした言葉は「無脳症児」──。病院の「特別病棟」で密かに進行していた、恐るべき計画とは何か？ 真相を追う規子の周囲に、忍び寄る魔の手……。医療技術の最先端「臓器移植」をテーマに、医学の狂気と人間の心に潜む“闇”を描いた、サスペンス長編。現役医師としてのヒューマンな視線、山本周五郎賞作家の脂の乗り切った筆致が冴える、感動の名作。
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帚木蓬生（ハハキギ・ホウセイ） プロフィール
1947（昭和22）年福岡県生れ。精神科医・作家。東京大学仏文科卒業後、九州大学医学部に学ぶ。『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞を受賞、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞を受賞するなど活躍する傍ら、医師として三十五年以上、ギャンブル症の治療に取組んできた。
