移された顔
単行本
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ウツサレタカオ
紙書籍ISBN:978-4-10-331421-9
紙書籍ISBN:978-4-10-331421-9
他人の顔を移植されたら、心は「自分」のままでいられるのだろうか?
交通事故によって脳死となった親友の顔が、大火傷を負った私の顔に移された。彼女の家族は、恋人は、私の親は、そして私は、これまでと同じように、暮らしていけるだろうか? 「顔移植」の可能性と抱える問題点について、医師であり作家である著者が、短編、戯曲、詳細な解説、と縦横無尽に語り尽くした類書なき作品集。
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帚木蓬生(ハハキギ・ホウセイ) プロフィール
1947(昭和22)年福岡県生れ。精神科医・作家。東京大学仏文科卒業後、九州大学医学部に学ぶ。『三たびの海峡』で吉川英治文学新人賞を受賞、『閉鎖病棟』で山本周五郎賞を受賞するなど活躍する傍ら、医師として三十五年以上、ギャンブル症の治療に取組んできた。