新三河物語(下)(新潮文庫)
新潮文庫
歴史小説−中世
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:シンミカワモノガタリ03シンチョウブンコ
シリーズ名: 新三河物語
紙書籍ISBN:978-4-10-144459-8
シリーズ名: 新三河物語
紙書籍ISBN:978-4-10-144459-8
豊家滅亡、天下は徳川に。佞臣蠢動、粛清が始まる。家康に義はありや――戦国歴史小説の記念碑的傑作巨編。
本能寺で信長が斃れ、天下は秀吉が簒奪した。大久保一族では彦左衛門が成長し、忠世・忠佐の奮戦を支え続けた。上田攻めでは真田昌幸、大坂の陣では幸村の深謀に苦戦しつつも彼らの忠義は一瞬たりとも揺るがなかった。やがて、家康は天下を掌握し、忠世・忠佐とも大名となるが……。大久保一族の衷心と、家康の絶望的な冷淡。主従の絆の彼方にある深い闇を描く歴史雄編堂々の完結。
購入サイト
宮城谷昌光(ミヤギタニ・マサミツ) プロフィール
1945(昭和20)年、愛知県生れ。早稲田大学第一文学部英文科卒。出版社勤務等を経て1991(平成3)年、『天空の舟』で新田次郎文学賞を、『夏姫春秋』で直木賞を受賞。1993年、『重耳』で芸術選奨文部大臣賞を、2000年、司馬遼太郎賞を、2001年、『子産』で吉川英治文学賞を、2004年、菊池寛賞を、2016年、『劉邦』で毎日芸術賞をそれぞれ受賞。また、2006年に紫綬褒章、2016年には旭日小綬章を受章。『晏子』『楽毅』『管仲』『香乱記』『青雲はるかに』『新三河物語』『三国志』『草原の風』『呉漢』『孔丘』『公孫龍』『諸葛亮』等著書多数。