波止場にて
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単行本
文芸一般
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:ハトバニテ
紙書籍ISBN:978-4-10-399905-8
紙書籍ISBN:978-4-10-399905-8
何があっても、生きるのよ。戦火や不条理に襲われたとしても。3.11以降の日本で書かずにいられなかった渾身の大長篇。
関東大震災後の横浜に生まれた異母姉妹の慧子と蒼。ミッションスクール、ジャズ、ダンスなどのヨコハマ文化を楽しみ、恋を知る二人。しかし戦争の暗雲が港町を覆い尽くす。3・11以降の日本で書かずにいられなかった、戦争と平和、生きることの歓びと哀しみ。
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野中柊(ノナカ・ヒイラギ) プロフィール
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1964年生まれ。立教大学卒業後、渡米。1991年、ニューヨーク州在住時に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『小春日和』『ダリア』『プリズム』『昼咲月見草』『あなたのそばで』『公園通りのクロエ』『波止場にて』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話や絵本に『パンダのポンポン』シリーズ(既刊10巻)、『赤い実かがやく』『ヤマネコとウミネコ』『本屋さんのルビねこ』シリーズ(既刊2巻)など著書多数。また『お馬鹿さんなふたり』(レベッカ・ブラウン著)『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン著)などの翻訳も手がける。