考えすぎた人―お笑い哲学者列伝―(新潮文庫)

清水義範/著
配信開始日: 2016/05/20
価格:605円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:カンガエスギタヒトオワライテツガクシャレツデンシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-128220-6
ソクラテス、プラトンからヘーゲル、ニーチェ、サルトルまで。大哲学者は変人ばかり!
「ソクラテスより頭の強い人間はいますか」聞き間違えた神託のせいで頭突き勝負が始まって(「ソクラテスの石頭」)。論理学の講義が苦痛で仕方がない未来の大王は……(「アリストテレスの論理が苦」)。若く美しい婚約者とモメた四十男のヘーゲルは思慮深すぎる手紙を書くが(「ヘーゲルの弁証法的な痴話喧嘩」)。哲学史に燦然と輝く巨星たちを笑いのめし、叡智の扉へと誘うユーモア小説。

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清水義範(シミズ・ヨシノリ) プロフィール

1947(昭和22)年、愛知県名古屋市生れ。愛知教育大学国語科卒業。1981年に『昭和御前試合』で文壇デビュー後、1986年に発表した『蕎麦ときしめん』で独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年、『国語入試問題必勝法』で吉川英治文学新人賞を受賞。2009(平成21)年、中日文化賞受賞。2017年8月現在、NHK放送用語委員。『世界文学必勝法』『迷宮』『夫婦で行くイスラムの国々』『心を操る文章術』『老老戦記』『日本の異界 名古屋』など著書多数。

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