いつも彼らはどこかに(新潮文庫)

小川洋子/著
配信開始日: 2016/06/17
価格:539円(税込)
新潮文庫
文芸一般
作品カナ:イツモカレラハドコカニシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-121527-3
動物も人も、懸命に自分の役割を生きている。「彼ら」の温もりに包まれる8つの物語。
たっぷりとたてがみをたたえ、じっとディープインパクトに寄り添う帯同馬のように。深い森の中、小さな歯で大木と格闘するビーバーのように。絶滅させられた今も、村のシンボルである兎のように。滑らかな背中を、いつまでも撫でさせてくれるブロンズ製の犬のように。――動物も、そして人も、自分の役割を全うし生きている。気がつけば傍に在る彼らの温もりに満ちた、8つの物語。

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小川洋子(オガワ・ヨウコ) プロフィール

1962(昭和37)年、岡山県生れ。小説家。早稲田大学第一文学部卒。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。『博士の愛した数式』(読売文学賞、本屋大賞)、『薬指の標本』『いつも彼らはどこかに』『生きるとは、自分の物語をつくること』(河合隼雄との対話)はじめ多くの小説・エッセイがあり、海外にも愛読者を持つ。芥川賞選考委員、河合隼雄物語賞選考委員など。

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