みちづれ 短篇集モザイクI(新潮文庫)

三浦哲郎/著
配信開始日: 2016/09/16
価格:638円(税込)
新潮文庫
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:タンペンシュウモザイク01ミチヅレシンチョウブンコ
シリーズ名: 短篇集モザイク
紙書籍ISBN:978-4-10-113514-4
一篇わずか十数枚に切り取られた人生の光と影。川端賞受賞作!
宝石のような短篇を百篇綴り、壮麗なモザイクに組上げる、著者独創の連作シリーズ第一巻。青函連絡船から海峡へ花束を投じる男に、見知らぬ女の視線がからむ表題作。四十近くなった娘が幻の父と対面する、その一瞬の情愛がせつない川端賞受賞作「じねんじょ」、寝静まった家に、夜毎すすり泣きの声が響く「すみか」など、僅か数ページに封じこまれた人の世の怖れと情味。

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三浦哲郎(ミウラ・テツオ) プロフィール

(1931-2010)1931(昭和6)年、青森県八戸市生れ。日本芸術院会員。早稲田大学を中退し、郷里で中学教師になるが、1953年に再入学。仏文科卒。1955年「十五歳の周囲」で新潮同人雑誌賞、1961年「忍ぶ川」で芥川賞を受賞。主著に『拳銃と十五の短篇』(野間文芸賞)、『少年讃歌』(日本文学大賞)、『白夜を旅する人々』(大佛次郎賞)、『短篇集モザイクI みちづれ』(伊藤整文学賞)等。また短篇「じねんじょ」「みのむし」で川端康成文学賞を二度受賞。2010(平成22)年8月29日没。

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