食魔 谷崎潤一郎(新潮新書)
新潮新書
作家論
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作品カナ:ショクマタニザキジュンイチロウシンチョウシンショ
紙書籍ISBN:978-4-10-610669-9
紙書籍ISBN:978-4-10-610669-9
その食い意地、藝術的なり! 絶品から珍品まで、文豪の食と色の世界。
その食い意地こそが、最大の魅力。「料理は藝術。美食は思想」という哲学を生涯貫き、粋な江戸前料理からハイカラな洋食、京都の割烹、本場の中華まで、この世のうまいものを食べ尽くした谷崎潤一郎。「食魔」とも称された美食経験は数多の名作に昇華され、食を通して人間の業を描いた。「悪い女ほどよく食べる」「蒟蒻とサドマゾ」「東西味くらべ」など、斬新なアングルで新たな魅力を掘り起こす、かつてない谷崎潤一郎論!
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坂本葵(サカモト・アオイ) プロフィール
1983(昭和58)年、愛知県生まれ。作家。東京大学文学部卒、同大学院人文社会系研究科修士課程を修了。大学の非常勤講師の傍ら執筆活動をはじめる。2014年、『吉祥寺の百日恋』で長編小説デビュー。