忿翁

古井由吉/著
配信開始日: 2017/06/09
価格:1,584円(税込)
単行本
文芸一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:フンノウ
紙書籍ISBN:978-4-10-319206-0
あの凄惨でどこか晴れやかな忿怒の老人は死んだ父親なのか、私なのか、それとも幻の息子なのか。
あの凄惨でどこか晴れやかな忿怒の老人は死んだ父親なのか、私なのか、それとも幻の息子なのか。鋭い感性と濃密な文体で、現代の狂気と正気、夢と現実の狭間に踏み入る長編小説。

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古井由吉(フルイ・ヨシキチ) プロフィール

(1937-2020)1937年東京生まれ。東京大学独文科修士課程修了。ロベルト・ムージル、ヘルマン・ブロッホらドイツ文学の翻訳を手がけたのち、1971年「杳子」で芥川賞を受賞。1980年『栖』で日本文学大賞、1983年『槿』で谷崎潤一郎賞、1987年「中山坂」で川端康成文学賞、1990年『仮往生伝試文』で読売文学賞、1997年『白髪の唄』で毎日芸術賞を受賞。『山躁賦』『眉雨』『楽天記』『野川』『辻』『白暗淵』『ゆらぐ玉の緒』『この道』ほか数多の著作を遺して、2020年2月永眠。

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