猟師の肉は腐らない(新潮文庫)
新潮文庫
エッセイ・随筆
TTS(読み上げ)対応
作品カナ:リョウシノニクハクサラナイシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-125946-8
紙書籍ISBN:978-4-10-125946-8
燻した猪肉、ドジョウ汁、自家製納豆……猟師の食生活はこんなに豊かで美味しい!
現代に、こんなに豊かな食生活があったとは! 福島の山奥、八溝山地。電気も水道もない小屋で自給自足の暮らしを送る猟師の義っしゃんは、賢い猟犬を従えて、燻した猪や兎の肉に舌鼓を打ち、渓流で釣ったばかりの岩魚や山女を焼いて頬張り、時には虫や蛙、蛇までも美味しくいただく。先人からの知恵と工夫を受け継ぎ、自然と生命の恵みを余すことなく享受する、逞しくて愛すべき猟師の姿。
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小泉武夫(コイズミ・タケオ) プロフィール
1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発酵学、醸造学、食文化論で、2022年12月現在は発酵学者・文筆家として活躍中。世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある。『不味い!』『発酵は錬金術である』『猟師の肉は腐らない』『幻の料亭「百川」ものがたり』『魚は粗がいちばん旨い』『食いしん坊発明家』『灰と日本人』『くさいはうまい』『日本酒の世界』『肝を喰う』『北海道を味わう』など、著書は150冊を超える。