浮浪児1945-―戦争が生んだ子供たち―(新潮文庫)

石井光太/著
配信開始日: 2018/01/19
価格:649円(税込)
新潮文庫
ノンフィクション一般 TTS(読み上げ)対応
作品カナ:フロウジ1945センソウガウンダコドモタチシンチョウブンコ
紙書籍ISBN:978-4-10-132537-8
残された資料と当事者の証言から、戦後史の闇に葬られた元浮浪児たちの過酷な人生を追う。
1945年の終戦直後、焦土と化した東京では、家も家族もなくした浮浪児が野に放り出されていた。その数、全国で3万以上。金もなければ食べ物もない。物乞い、窃盗、スリ……生きるためにあらゆることをした。時に野良犬を殺して食べ、握り飯一個と引き換えに体を売ってまで――。残された資料と当事者の証言から、元浮浪児の十字架を背負った者たちの人生を追う。戦後裏面史に切り込む問題作。

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石井光太(イシイ・コウタ) プロフィール

1977年、東京都生まれ。海外の最深部に分け入り、その体験を元に『物乞う仏陀』を上梓。斬新な視点と精密な取材、そして読み応えのある筆致でたちまち人気ノンフィクション作家に。近年はノンフィクションだけでなく、小説、児童書、写真集、漫画原作、シナリオなども発表している。主な作品に『絶対貧困』『遺体』『43回の殺意』『「鬼畜」の家』『近親殺人』『こどもホスピスの奇跡』(いずれも新潮社)『本当の貧困の話をしよう』『ルポ 誰が国語力を殺すのか』(ともに文藝春秋)『教育虐待一子供を壊す「教育熱心」な親たち』(ハヤカワ新書)など。

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